
昨年から名称を「呑川こども鯉のぼり祭」に改称した、春の一大イベントも、今年で第10回目となりました。 池上小学校と池上第二小学校の2年生の皆さんに描いていただいた鯉のぼりなどを、5月3日〜5月5日GW連休中、呑川の霊山橋から妙見橋の間に展示しました。思い思いに描かれた色とりどりの鯉のぼりは、よくよく見ると、表面と裏面が違う絵になっていたりして、カラフルな鯉のぼりが川面に映る様子が、とても写真映えのする、アートなイベントです。
色とりどりの鯉のぼりに感嘆の声が上がりました。
このアートなイベントや長年の活動もありまして、以前リポート記事でご紹介した「第4回大田区景観まちづくり賞 景観づくり活動部門」受賞も果たしました。
5月1、2日は事前準備作業として各小学校から集まった鯉のぼりを池上特別出張所にてロープに取り付け。 同時進行で掲示用の看板を会員さんで制作しました。
5月3日は現場での展示作業。午前8時、妙見橋集合。霊山橋側に池上小学校、妙見橋側に池上第二小学校の歴 代の鯉のぼりを展示していきました。2時間弱で展示作業完了。呑川の上を泳ぐ、色とりどりの鯉のぼりに感嘆の声が上がりました。10年の歴史の手際の良さに感心しきりでした。
開催期間中は見守り作業です。川風でロープに巻きついた鯉のぼりを、一つ一つ元に戻すのは美しい状態を保つのにとても大事な作業です。見守り作業は、日中に2名ずつ一時間交代で行いました。 見周っている間にも、「きれいですね~。」「ご苦労様です」、とお声かけいただきました。
「私の鯉のぼりがあったよ!!」と親御さんや祖父母に嬉しそうに話す子や「僕は去年描いたよ」と教えてくれる子もいました。新型コロナのパンデミック以降、直にコミュニケーションを取るのが難しくなっている昨今ですが、このイベントを通じて様々の世代の方と直接お話が出来たのはとても嬉しい発見でした。
5月6日の予報が早朝から雨とのことだったことから、撤収は予定よりも1日早い5月5日の夕方に行うことに。残念でしたが鯉のぼりが濡れずにすんで良かったです。

私が参加したのは、このイベントのほんのわずかな一部にすぎません。小学校との事前打ち合わせや準備、展示許可申請作業、現場の欄干清掃や展示・片付け作業、広報活動など、多くの方々の協力で成り立っているこの素敵なイベントに、来年も出来る限り参加したいと思います。
TEXT:Hiroki Hiroko